ご報告
【代表 岩田賢彦に関する過去に起きた事象につきまして】 

  • 岩田写真事務所・おもひで工房 代表 岩田 賢彦は2018年5月親告罪により逮捕されました。

    当時 仕事をいただいていたクライアント様には 入院して面会謝絶の状態になってしまったということでお知らせをして大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。

    事実無根であるにもかかわらず、不起訴処分が出て釈放される前にリークが起こり実名報道されました。

    親告罪とは被害者が告訴することによって提起される事案であり、

    告発~逮捕され拘束、警察において事情聴取、
    防犯カメラ映像、DNA鑑定、通話記録、メール等の記録等
    あらゆる角度から捜査した結論として
    「申し出があった被害に対して犯罪と直接結びつく十分な証拠がなく、不起訴処分」となりました。
    これが事実であります。

  • 【事件の経緯】
    4月上旬 事件とされる事案の発生(その後被害者の方による告発)

    5月25日 逮捕。同日より事情聴取開始

    6月13日 保釈直前に情報リークが起こり一部報道機関において実名報道

    6月14日 処分保留のまま釈放

    6月18日 大阪地検より不起訴処分決定(起訴猶予ではなく不起訴)

  • 以下は、事件に関する私見的な記載になります。
    私たちにとってはとてもセンシティブな内容であり、
    一つの事実に対しての捉え方は人それぞれであるということを承知し綴っております。
    ご理解いただければ幸いです。

  • 【事件の内容と実際】
    ネット上にキャッシュが残っていて出ている内容は以下の記事です。
    【大阪】知人女性に睡眠薬飲ませてホテルで乱暴したカメラマンの岩田賢彦(49)容疑者を逮捕
     
    詳細については記載をしませんが、知人女性とはアシスタントを希望されていた方であり、アシスタントをしていただくにあたり必要な練習撮影をしていた時に起きたことです。当日に体調を崩されたために介護したところ誤解が生じてこの事件に至りました。 
     事件当日にあったことは、自身の中の正義に基づいて行動したことで、家族ともリアルタイムで密に連絡を取り合っていましたので、現在も家族は事件前と変わらずに一緒に仕事をして生活しております。実際、妻も当日の状況も被害者の方も知っているので、逮捕直後、まずは連絡を取ろうとするなど事件の和解について行動を起こしております。
  • 【示談交渉と名誉棄損裁判】
    逮捕直後、妻も国選弁護人も被害者の方に連絡を取りましたが、全く連絡がつかず示談交渉以前の話も何もできない状態で証拠不十分により不起訴処分となりました。
     岩田の中の正義に基づいて行動した結果でしたので、世間の現実を目の当たりにして精神的にも追い詰められました。年頃の娘をはじめ、家族のこともありますので、民事控訴も考えましたが、精神的にも金銭費用的にも意味を見出せず断念いたしました。
  • 【実名報道されるということ】
    不起訴処分決定後 関係するメーカー等関連機関および報道機関へ証明書を添えて、事件に関する報告とお詫びはしておりますが、実名報道の破壊力は凄まじく、当時いただいていた仕事は一瞬にして全てなくなりました。
     無実なので元の状態にすぐ戻れるものと期待しておりましたが、現実はとても厳しいものでした。逆の立場でしたら同じ対応をする可能性は否めません。実際、突然に倒れて入院したとして仕事に穴をあけることになり多大なるご迷惑をおかけした事実は重く残りました。関係したみなさまには今でも本当に申し訳なく心苦しく思っております。

  • 【ネットでの誹謗中傷】
    リークによる実名報道が起きて、初めて「有名カメラマン」という肩書をいただきながらも 家族構成や娘の趣味に至るまで調べられ、ありとあらゆる憶測からの誹謗中傷・虚偽の書き込みがあっという間に起こって広がりました。しかし、翌日に釈放の情報が流れると同時にその広がりはピタッと止みました。不起訴になると誹謗中傷の対象にはならないからです。

  • 【削除要請】
     逮捕後、法律により国選弁護人の方にはお世話になりましたが その費用は無料であり、示談もすることもなく保釈金も必要ありませんので、逮捕されて支払う費用は全くありませんでした。しかし、ネットでの誹謗中傷の事実は消えることがなく、ネット中に広がったままでした。これらの記事は申請することにより削除を依頼することができると知りましたが、弁護士に頼むと莫大な費用がかかるため、苦肉の策でココナラで法律事務所勤務の方から削除依頼書の書き方を教えていただき、自力で削除要請をすることにして取り組みました。10分の1の費用で手続きをすることができました。
    仕事の時には、予め事件のことをお話するようにしていましたが、最近では5年も経ち説明をすることを忘れてしまうこともある状態でした。 しかし、消えていると思った今でもこのことについてわざわざ仕事先に情報を提供されたり、記事の内容について訊かれることがあります。キャッシュというのは自然に消えるともいわれ、実際報道関係のニュースの記事はきれいに消えてしまいましたが、5ちゃんねるのスレッドなどは誰かが検索する限り根深く残り続け5年経った今でも出てきている状況であります。

  • 【5年が経ちました】
     事件後 私どもの目の前の環境は変わりました。ですが、ご理解いただける仲間や生徒さんに恵まれ、屋号や名前の表記を変えて(星彩写真 岩田まさひこ)写真教室や写真クラブを再出発し復活しようと試みました。しかしながら、その後すぐにコロナ禍が起こり継続できずにいてました。
    そんな中、2021年からご縁により学校関係の非常勤講師をさせていただくことになり今年で3年目になります。写真の楽しさを伝えることで目の前の学生さんたちが生き生きと写真を楽しんでくれる姿を励みに岩田は写真から離れることなく活動を続けさせていただいております。学校以外でも写真仲間の応援励ましにより、新たなイベントを立ち上げ始めました。写真屋の形態はもう市場の見込みもなくなり変容の時が来ており、新たなスタートを切る決意でおります。
     それでも未だに消えないネットのキャッシュの情報…。考えてみれば私たちの記憶も同じことで、事実起こったことは、時折忘れたりすることはあっても再び断片的に思い出したりして消えることはほぼありません。私たちはこの事実と共に一生を過ごすことになります。
     これまで、SNSやインターネット上で事実や私見を公表することをしていませんでした。そうすることで、また炎上や誹謗中傷を繰り返すことになるのではと恐れていました。ですが、話さないことで、事実でない新たな憶測を呼び起こして誤解を生み 家族親戚だけでなく、関わる全ての方にご迷惑をかけてしまうということを思い知りました。事実をしっかりと認めて伝える責任を取るために今回のお知らせに至りました。

     『過去は変えられる』ということばがあります、これは過去に起こった事実を消し去ったりするということではなく自分の考え方や向き合い方次第で、辛かった出来事もこれからの人生の糧に変換していくことができるという意味で捉えています。自分自身の過去への想いはすぐに変えることができるので人生はいくらでもやり直せます。そこに気が付かせてくれた今回の事件と真摯に励まし支えてくれた写真仲間に心から感謝いたします。諦めず新たな道を開き、これからお返しして参ります。今後とも末永く楽しくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。
    改めてご心配ご迷惑をおかけしました皆様には心よりお詫び申し上げます。
  • 2023年4月
    写真屋おもひで工房から 企画屋おもひで工房への変革の時を機に…
    岩田賢彦・裕美
  • 【事件の経緯】
    4月上旬 事件とされる事案の発生(その後被害者の方による告発)

    5月25日 逮捕。同日より事情聴取開始

    6月13日 保釈直前に情報リークが起こり一部報道機関において実名報道

    6月14日 処分保留のまま釈放

    6月18日 大阪地検より不起訴処分決定(起訴猶予ではなく不起訴)